養蜂家が出来ること 農園開拓記録

2021.01.30

vol.11 レモンの花咲いた!

高橋養蜂のレモン

皆さま、高橋養蜂のホームページをご覧いただきましてありがとうございます。

この「養蜂家が出来ること 農園開拓記録」のコーナーでは高橋養蜂が最も大切にする「ミツバチが快適に暮らせる環境づくり」をどのように進めているのか?そして、今、高橋養蜂のある伊豆下田の里山はどんな状況なのか?を紹介していきます。

今回は開拓したレモン農園のその後の様子を紹介します。

少し振り返ると…、
2017年に借りはじめたこの農園を獣害対策の柵で囲い、土地を整地して、
2018年、まず先に開拓した場所にレモンの苗木を植えました。


その後、2020年春に、開拓が残っていた土地の整地を終えて、さらに苗木を植えました。

高橋養蜂のレモン畑
2020年4月の農園の様子。下に見える平らな農地に先行して植えて、周辺の農地に後から植えました。

獣害対策の柵もたまに破られることはありましたが、総じてうまくいっています。

高橋養蜂のレモン畑
鹿や猪などの大きな獣は柵で防げたのですが、柵をすり抜けるような小動物は防げず。
野うさぎに樹皮を食べられて何本か枯れてしまいました。
山の中で作物を育てる厳しさを感じます。網でそれぞれの苗木を囲ってウサギ対策をしました。

高橋養蜂のレモン畑
うり坊が柵の下を掘って侵入して根っこを掘り返したり…悪さをします。その対策として柵の外周にすべてメッシュを敷きつめました。
かなり手間がかかりましたが、この対策をしてから入られていません。

こうして試行錯誤しながらなんとかレモン農園を守ってきました。
すると、2020年初夏。
あんなに小さかったレモンの苗木もずいぶんと立派になり、たくさんの花をつけてくれたのです。
レモンの花には育てている蜜蜂たちだけでなく、在来種の日本ミツバチや沢山のいろいろな種類の蝶々、下草に生えた雑草の花にもテントウムシなど沢山の虫、それに、様々な種類の鳥たちが嬉しそうに農園に集まってきました。 

高橋養蜂のレモンの花と日本ミツバチ
レモンの花の蜜を吸いに来た日本ミツバチ。

開拓を始めた当初は獣害被害で草が1本も生えていない状況を思い出すと、とても感動します。

高橋養蜂のレモンの花

ミツバチが安心して飛び回ることができる農園、ミツバチの楽園をつくりたいという夢に、少しずつですが近づいてきたようで嬉しくなりました。

ここまで農園を開拓できたのも、協力してくれている方々、応援してくださる方々、蜂蜜を販売していただいているお店の方々のおかげです。

まだまだ先は長いですが日々こつこつと作業を進めてミツバチたちがより喜ぶ環境をつくっていきたいと思います。

高橋養蜂のレモン畑
2020年8月の農園風景、ここまで開拓をできたのは、協力してくれる方々のおかげです

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