高橋養蜂の蜂蜜ができるまで。

花とミツバチ

天然純粋、無垢という価値

伊豆下田、美しい里山が広がる稲梓地区。
山に囲まれ、夏は涼しく、冬は温暖な気候は、ミツバチにとって最適な環境です。
私たち高橋養蜂は、そうした豊かな自然の中でミツバチと共に暮らしています。
ミツバチが草木の花々から集めてくれた蜜は、巣箱の中で熟成されるのを待ちます。
そして、完熟した蜂蜜を何も足さず自然のままで瓶詰め。

無添加、無精製。
それが私たちのお届けする、天然純粋蜂蜜です。
ひと匙だけで心も体も満足する、花とミツバチからの贈り物。
ぜひ味わってみてください。

養蜂家 高橋鉄兵

養蜂家 高橋鉄兵

「この世からミツバチがいなくなると、4年で人類は滅びる」

この言葉に出会い、僕は養蜂家をめざしました。
皆さんは、地球上の生態系を維持するためにミツバチによる受粉が重要な役割を担っていることをご存知でしょうか?

我々が日々口にする多くの野菜、果物などもミツバチの受粉を必要としています。
ところが現在、世界的にミツバチの数が減っています。
温暖化、農薬が原因と疑われています。
このままでは、世界的な食糧不足の危険性もあるそうです。
この事実を知り、「ミツバチが喜ぶ環境をつくりたい」と考えました。

養蜂場

自然豊かな下田の山々

下田というと海のイメージが強いのですが、里山の広がる稲梓地区はワサビ栽培、イチゴ農園、米づくりなど豊かな風土を活かした農業が昔から続いています。僕は、この地で荒れた土地を開墾するところから養蜂の道を歩み始めました。

最初はまったくうまくいきませんでしたが、試行錯誤を重ね、ようやく安定しておいしい蜂蜜が採れるようになってきました。
おいしい蜂蜜づくりは、ミツバチが喜ぶ環境をつくることに尽きると思っています。
そのために土地を耕し、ブルーベリーやひまわりなど蜜源になる植物や花を植えました。
愛情込めて育てるミツバチがつくる蜂蜜はまさに自然の贈り物。
自然と共存しながら、最高の蜂蜜をみなさまにお届けしていきたいと思っております。

蜂蜜

「ミツバチが一生をかけて集められる蜜の量は小さじ1杯」

ミツバチが草木の花々から巣へ持ち帰る蜜は糖度が低く保存がききません。
その蜜をミツバチは羽の扇風機で水分をとばし熟成させます。
80度の糖度になると蜜蝋で膜をし、保存のきく濃厚で風味豊かな蜂蜜が出来上がります。
こうしたミツバチの努力の結晶を分けてもらうのです。

採蜜

採蜜について

当園ではミツバチが無理なく暮らせる環境作りを第一に考えており、蜜をとる「採蜜」作業は年に3回のみとしています。
春、ミツバチは一斉に咲く桜と藤の花の蜜を集めてくれます。
ここで一度目の採蜜をします。
桜は開花期間が短いのでとても貴重な蜂蜜です。

初夏には「ミカンの蜂蜜」で巣があふれるほどになります。
そこで二度目の採蜜をします。
様々なみかんが育てられている下田ならではの蜂蜜です。

梅雨が終わると野山に様々な花が咲きます。
真夏、カラスザンショウが咲くころ、また蜂蜜があふれるほどになります。
三度目の採蜜をします。

まだまだ蜜を集めてくれますが、あとはミツバチが冬を越すための大切な食糧なので採蜜はしません。
ミツバチに無理をさせないよう健康を守り、大切に扱うこと、感謝の気持ちをもって採蜜をすることが、おいしい安全な蜂蜜をつくることに繋がると思っています。

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