養蜂家が出来ること 農園開拓記録

2021.07.09

vol.14 移動する!?ヤギ小屋完成! 高橋養蜂の新たな一員、ヤギのメンメを迎え入れるまで。

ヤギのメンメ

皆さま、高橋養蜂のホームページをご覧いただきましてありがとうございます。

この「養蜂家が出来ること 農園開拓記録」のコーナーでは高橋養蜂が最も大切にする「ミツバチが快適に暮らせる環境づくり」をどのように進めているのか?そして、今、高橋養蜂のある伊豆下田の里山はどんな状況なのか?を紹介していきます。

前回、ヤギ牧場の柵が完成するところまでお伝えしました。
今回は、この春に迎える「ヤギ」のための小屋つくりのの話です。

小屋つくりに取り掛かる前にまず、どんな小屋にするか随分と検討しました。
何しろヤギを飼ったこともなければ、ヤギの小屋をつくったこともないので…。
情報をあつめて、まだ見ぬヤギさんが快適に暮らせる小屋を妄想します。

ヤギ小屋の図面
どんな材料をどう組み上げるか?スケッチで検討。

妄想がかたまってきたので、材料を手配します。

前回紹介した柵作りは養蜂場の山から桧の丸太を伐り出す所からはじめましたが、小屋もそうするといつまでたってもヤギさんを迎え入れられなさそうなので材料は買うことにしました。

でも、接着剤で固められた合板や集成材だとヤギさんの体質に合わないかもしれないので、すべて無垢材で考えています。(ちなみに養蜂の巣箱も合板や集成材は使用していません。)

ヤギ小屋

まず、骨組みを組みます。
ボリュームが見えてきて、あ~いよいよヤギさんが来るんだね…と実感が湧いてきました。
骨組みが出来てきたので、外壁材を切り揃えます。

ヤギ小屋

揃ったら外壁材を下から貼っていきます。

ヤギ

合板を使ったら簡単(で安価…)なのでしょうが、ここはヤギさんの居住環境を第一に考えてがんばります。
そして、足元にはタイヤが…?
これはまだ仮につけている状態ではあるのですが、小屋は移動できるようにつくっているのです。

なぜ移動できるようにしたか?というと、固定してしまうと、

  • 小屋の下に糞尿の匂いがついてしまう
  • 湿気が溜まって小屋が腐りやすなる

といった理由があります。
ネットで調べてみても、ヤギ小屋を移動式でつくっている方は多く、快適そうに暮らしているヤギさんの情報も多く見られました。
それなりの重さになる小屋をうまく移動出来るようにするにはどんなつくりにすれば良いのか?
かなり悩みましたが、ネットやらホームセンターの資材売り場やらをウロウロしながら仕様を決めていきました。

ヤギ小屋

壁終了!屋根へ…。

ヤギ小屋

屋根まで完成しました!!

動くヤギ小屋

ちゃんと動くかやってみました。
もちろん、重い!ですが二人がかりでちゃんと動きます!(ちゃんと重さを計算したわけではなかったので持てる重さでホっとしました)
最後に…

ヤギ小屋

窓をつけて完成です!!!

ヤギ小屋の窓

窓は寒い時期や雨風の強い日以外は開けておきます。
はじめてのことばかりでうまく出来るか不安でしたが、とりあえず小屋としてはうまく出来ました。
ヤギさんが気に入ってくれればよいのですが…。
そして、いよいよヤギさんを迎えいれる日がやってきました。

ヤギ小屋

小屋の中もヤギさんが過ごしやすいように準備して迎え入れます。
迎え入れるまでに決めようと思っていた名前も「メンメ」に決定。(動物好きな姪っ子に決めてもらいました)
そして…

ヤギ小屋とメンメ

さあ、いよいよ高橋養蜂の新たな一員、メンメがやって来ました〜!!!!
生後4ヶ月、メスのシバヤギさんです。
新しい環境にまだおどおどしています。
無事にここの環境に慣れてくれるか?
その様子はまた次回の開拓記録にてお伝えしたいと思います。
ここまでご覧いただきありがとうございました!

ヤギ
小屋にも環境にも不慣れで囲いの端っこでこちらの様子を伺うメンメ。
いきなり暮らす場所が変わるのだからビックリするのはしょうがないですね。
徐々に慣れていってほしいです。

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